こんにちは。ラブリーピアノ、運営者のらぶりです。
ジャズを弾くのに適したアップライトピアノを探しているけれど、どれを選べばいいか迷っていませんか。以前、私はジャズバンドのボーカルとしてライブハウスで活動していて、実は自分でピアノを弾くこともよくあったんです。グランドピアノが置けない環境でも、アップライトピアノでジャズを本格的に楽しみたいと思う方は多いかなと思います。ジャズ特有の音色やタッチをアップライトピアノでどう実現するか、グランドピアノとの違いや連打性について知りたいという声もよく耳にします。また、マンションなどの環境で防音を気にされている方や、最近流行りのフェルトピアノやミュートを使った音作りに興味がある方もいるかもしれませんね。この記事では、おすすめのメーカーや音色の傾向など、ジャズに合うピアノの選び方についてわかりやすくお伝えしていきます。

- ジャズにおけるアップライトピアノの独自の魅力とサウンド
- グランドピアノとの構造的な違いと演奏への影響
- ジャズに向いているおすすめメーカーとそれぞれの特徴
- 理想のジャズサウンドを作るための調律や録音の工夫
アップライトピアノでジャズを弾く魅力

グランドピアノではなく、あえてアップライトピアノでジャズを演奏することには、実は独自の魅力が詰まっています。ここでは、その構造上の違いや、現代の音楽シーンでの活用方法について詳しく見ていきましょう。
グランドピアノとの違いと連打性
ピアノの構造上、グランドピアノとアップライトピアノには明確な違いがあります。特にジャズのアドリブで多用される速いフレーズやトリルを弾く際に気になるのが連打性ですね。
グランドピアノは重力でハンマーが元に戻る仕組みなので、1秒間に約14回の連打が可能だと言われています。一方でアップライトピアノはバネの力でハンマーを戻すため、1秒間に約7回が限界とされています。
上級者になって非常に高速なパッセージを弾くようになると、この連打性の違いが少しネックに感じられるかもしれません。
また、ピアニッシモからフォルテッシモまでのダイナミクスの幅はグランドピアノの方が広いです。しかし、ライブハウスの小さなステージや狭い部屋で弾く場合は、アップライトピアノの方が音が飽和しにくく、かえってコントロールしやすいというメリットもあるかなと思います。数値データはあくまで一般的な目安ですので、実際に試弾してタッチを確かめてみるのがおすすめですよ。
理想の音色とタッチで選ぶ
ジャズに合うピアノを選ぶ際、音色の傾向はとても重要です。大きく分けると、ブライトで明るい硬めの音色と、メロウで柔らかく深みのある音色があります。
ブライトな音色は、ビバップやラテンジャズなど、バンドアンサンブルの中でピアノの音を前に出したい、パーカッシブなアタック感を強調したい場合にぴったりです。
逆にメロウな音色は、バラードやクールジャズ、ソロピアノなどで、しっとりとした表現力や余韻を重視したい場合に向いていますね。
また、ジャズではウォーキングベースなど左手の低音域がとても大切です。背の高さが130cmクラスの大きなアップライトピアノを選ぶと、弦が長く響板も広いため、よりふくよかで豊かな低音が得られます。
防音を考慮した環境づくりのコツ

グランドピアノが置けない住宅事情から、アップライトピアノを選ぶ方も多いですよね。特にマンションなどの集合住宅では、騒音問題が気になるところです。
アップライトピアノは背面の響板から大きな音が出るため、壁から少し離して設置したり、背面に防音パネルを配置するなどの工夫が効果的です。
さらに、床への振動を抑えるために、インシュレーターを防振タイプのものに変えたり、厚手の防音マットを敷くのも良い方法ですね。防音対策には様々な方法がありますが、お部屋の広さや建物の構造によっても最適な対策は変わってきますので、最終的な判断は専門家にご相談ください。
フェルトピアノとミュートの活用
最近のモダンジャズやLo-Fiジャズ、ネオソウルのシーンでは、あえてくぐもった温かみのある音が好まれています。そこで注目されているのがフェルトピアノというアプローチです。
アップライトピアノには、真ん中のペダル(マフラーペダル)を踏むことで、弦とハンマーの間にフェルトが挟まり、音量を下げるミュート機能がついていますよね。この弱音ペダルをあえて使って演奏することで、アタック感が抑えられた、非常に親密でスモーキーな音色を作り出すことができるんです。DTMやトラックメイクのクリエイターの間でも、このアップライト特有の響きが再評価されています。
アップライトピアノでジャズを満喫する

ここからは、実際にジャズを弾くのにおすすめのブランドや、購入後に理想のサウンドへと近づけていくための具体的な方法についてご紹介します。私自身、ジャズバンドでメインボーカルをしつつ、ライブハウスでアップライトピアノを弾くこともあったので、その時の生の実感も交えてお伝えしますね。
おすすめメーカーの比較と選び方
ピアノメーカーによって、音色やタッチにはそれぞれ個性があります。ジャズに合うアップライトピアノを選ぶときは、自分のプレイスタイルや好みの音色に合わせてメーカーを選ぶことが大切ですね。
| メーカー | 音色の特徴 | おすすめのジャズスタイル |
|---|---|---|
| ヤマハ (YAMAHA) | クリアでブライト、立ち上がりが早い | モダンジャズ、フュージョン、ビバップ |
| カワイ (KAWAI) | 丸みがある、メロウで落ち着いている | ジャズバラード、ソロピアノ |
| ボストン (Boston) | 豊かな倍音、ダイナミックレンジが広い | コンテンポラリージャズ、複雑な和音 |
もちろん、海外製のアンティークピアノなども、独自の枯れた音色やホンキートンクのような少しピッチが揺らぐ感じが、アーリージャズやラグタイムにマッチして素敵だったりします。
ヤマハのブライトな響きの特徴
ヤマハのピアノは、なんといっても音の立ち上がりが早く、クリアで明るいブライトな音色が特徴です。
ジャズのセッションやバンドアンサンブルの中で弾くとき、ドラムやベースの音に負けずにピアノのアタックがはっきりと前に出てくれます。私がライブハウスで弾いていた経験からも、バンドの中で音が埋もれないヤマハの抜けの良さは本当に頼りになります。キレのあるリズムや、パーカッシブなフレーズを多用するモダンジャズやラテンジャズを好む方には、ヤマハのアップライトピアノがとても扱いやすいかなと思います。
カワイのメロウなサウンドの魅力
一方でカワイのピアノは、全体的に丸みを帯びた、深みのあるメロウな音色が魅力ですね。
ジャズバラードをしっとりと弾き上げたいときや、夜の静かな時間帯にソロピアノで豊かな響きを楽しみたいという方にとても人気があります。落ち着いたスモーキーな雰囲気を演出したいなら、カワイの優しいタッチと余韻の長さが、あなたの表現を後押ししてくれるはずです。
ボストンピアノの豊かな倍音
ボストンピアノは、世界最高峰と言われるスタインウェイが設計し、日本のカワイが製造を担っているブランドです。
スタインウェイ由来の設計思想が取り入れられているため、アップライトピアノでありながら、豊かな倍音と広いダイナミックレンジを持っています。ジャズ特有のテンションコードと呼ばれる複雑な和音を弾いたときに、その響きが濁らずに美しく広がってくれるのが素晴らしいところですね。本格的なジャズの響きをコンパクトなサイズで手に入れたい方におすすめの選択肢です。
調律や録音で理想の音色を作る

ピアノは購入した後でも、メンテナンスや工夫次第でさらにジャズ向きの音に近づけることができます。
調律師さんに「ジャズを弾くのでアタックを強めにしたい」とか「もっとメロウな音にしたい」と希望を伝えてみてください。ハンマーの硬さを調整する「整音(ボイシング)」という作業で、好みの音色に寄せることが可能です。
また、録音をしてDTMなどで楽しみたい場合は、マイキング(マイクの立て方)も重要です。背面の響板側にマイクを立てたり、上前板を開けて内部にセッティングしたりすると、ハンマーが弦を叩く物理的なノイズも含んだ、ジャズクラブのような生々しいサウンドを録ることができますよ。
まとめ:アップライトピアノでジャズを
いかがでしたか。グランドピアノにはない「箱鳴り」の親密な響きや、フェルトピアノとしての活用など、アップライトピアノでジャズを演奏することにはたくさんの魅力があります。
ご自身の好みに合った音色のメーカーを選び、調律や防音環境を整えることで、お部屋でも十分に本格的なジャズサウンドを楽しむことができますね。この記事が、あなたにとって最高のピアノ選びの参考になれば嬉しいです。楽器の状態や防音対策に関する正確な情報は公式サイトをご確認いただいたり、最終的な判断は専門家にご相談くださいね。ぜひ、素敵なジャズピアノライフを満喫してください!


